4:植物はどのようにして、傷ついた体を再生し、新しい個体をつくるのか?

栄養繁殖植物は、傷ついた体を修復するだけでなく、葉、茎、根、無性芽などの体の一部から、新しい器官や新しい個体をつくり出すことができます。このような高い再生能力や栄養繁殖能力は、植物が動くことのできない環境の中で生き残り、増殖し、多様な生育環境に適応するうえで重要な性質です。

一方で、植物のすべての細胞が同じように再生できるわけではありません。どの細胞や組織が新しい成長の起点となるのか、どのようにして細胞の性質が変化し、新しい体軸や分裂組織がつくられるのか、そしてその過程で植物ホルモンや細胞極性がどのように働くのかについては、まだ多くのことが分かっていません。

わたしたちの研究室では、コケ植物、シダ植物を用いて、栄養繁殖や組織再生の過程を解析しています。とくに、ライブイメージングや顕微鏡観察を用いて、再生の起点となる細胞がどこに現れるのか、細胞分裂や細胞極性がどのように変化するのか、植物ホルモンはどのように作用するのか、新しい器官や個体の体軸がどのように形成されるのかを明らかにしたいと考えています。

現在取り組んでいる課題、これから取り組みたいと考えている課題は次のとおりです。

1. 栄養繁殖の仕組み

2. 組織再生の仕組み

3.栄養繁殖と組織再生の基盤となる分化全能性制御能の仕組み

研究内容をさらに詳しく

栄養繁殖の仕組み

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組織再生の仕組み

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栄養繁殖と組織再生の基盤となる分化全能性制御能の仕組み

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研究者
楢本研究室
楢本悟史 Satoshi Naramoto
大学院理学研究院 生物科学部門 准教授